【結論】努力はいらない!問題解決の2つの方法

    公開日:   更新日:

この記事では、コーチングでよく使われる言葉の「無意識」について書いていきます。

「無意識とは何か」「無意識によってどのようなことができるのか」「無意識の活用法」を学んでいきましょう。

無意識とは何か

「無意識」という言葉の定義から入りましょう。

無意識は、カール・グスタフ・ユングジークムント・フロイト、現在の心理学の分野によっても様々な定義があります。

ここでは単純に、「今気がづいていない」=「無意識」とします。

  • 「今気がづいているところ」:意識
  • 「今気がづいていないところ」:無意識

となります。「気がついている」というのは、刻一刻と変化することが分かると思います。行動していても、気づいてないのものは無意識だからです。

「無意識で行為をしていること」もあるのです。これは、他の人から意識しているように見えるかは関係ありません。意識していなくても(自動的に)できてしまっているものが無意識です。

生活の上で無意識の行為はたくさんある

今、あなたはこの文章を読んでいます。

しかし、「この文章を読んでいる」という意識にあがっている人は少数でしょう。つまり、「今この文章を読んでいる」と内省的に意識したら「意識」となります。

これは、「言われてはじめて意識する」ことです。この文章を読んでいると言われたら気づくので、意識にあげることができます。

この文章を読んでいる前にあなたは、自分の鼻の頭を見ているはずです。これも、指摘されるまで見えなかったはずです。言われると見えてしまいます。

今、あなたがイスに座っていれば、お尻で自分の体重を感じていることも、この文章を読んで意識にあがったはずです。なお、自分の体重を感じていなかったら椅子から転げ落ちています。同じ状態をずっと維持していたら自分の細胞が2~3分で壊死を始めるからです。無意識に身体を動かしていることすら、普段は意識していないのです。

また、自分の鼻の頭を意識していたら、この文章を読めなくなってしまいます。なので意識にあげないのです。

つまり、実際に自分の認識の中にはあるけど、 内省的に今意識しているところを意識といい、内省的に今意識していないところを無意識といいます

無意識のメリットその1:「楽」

無意識の力は、「自分が意識的な作業としてやらなくても、無意識がちゃんとやりたいことをやってくれること」と言い換えることができます。

これは、非常に便利なことです。明日提出の宿題があり、無意識がやってくれれば明日の朝には出来上がっていることになります。

多くの知的作業の重要なことは無意識の作業です。いちばん重要な解決の作業などは無意識がやっています。

解決しなければならない問題があるとき、ふとした瞬間に突然解決法が思い浮かぶことがあると思います。これは意識しているのを忘れているだけで、無意識が解決作業をやってくれているということです。

今やっていることを意識にあげようと思ったら意識にあげられます。

無意識は、やるべき作業を本人が気づいていないうちにやってくれ、解決すべき問題を本人が気がついていないうちに勝手に解決しているものなのです。

無意識がやってくれるということは、やった気にならないのですごく楽なことです。このブログの読者の役に立つ情報発信も、無意識を利用しています。

無意識のメリットその2:「超並列的」

無意識のメリットは、「楽」なだけではありません。それは、「超並列的である」ということです。

この文章を読んでいるときに、あなたの無意識は自分の鼻の頭を見ている。自分の体重をお尻で感じている。それ以外にものすごくたくさんのことをやっています。心臓を動かしたり、呼吸をしたりしているのです。

人間の身体すべて、器官すべて、細胞すべてが同時に無意識が動かしてくれているのです。無意識は 「超並列的であり。同時にいくつでもできる」のです。

ありとあらゆることを無意識がやってくれています。たくさんの問題解決を同時にやってくれるということです。コーチングでは、「バランスホイール」といい、人生のあらゆる側面にゴールを設定する必要があります。

  • 職業
  • 趣味
  • 家族
  • 恋愛
  • 生涯学習
  • 健康
  • 地域コミュニティーの貢献
  • ファイナンス

このように、最低でも8つ分野でのゴールを設定します。そして、一つの分野に対し、3つくらいのゴールがあるはずなので、それだけでゴールは20個とか30個にはなります。

そのゴール全てに対して無意識は勝手に働いてくれるのです。

無意識のメリットその3:「クリエイティブ」

無意識のいいところは「楽」であり、「超並列的」であること以外に「すごくクリエイティブ」ということがあげられます。

そうすると、無意識はどれだけ素晴らしいものなんだと思いませんか?

無意識がクリエイティブというときに「クリエイティブアボイダンス(創造的回避)」という逆向きに働くこともあります。クリエイティブアボイダンスとは、上司が部下にやりたくない仕事の指示を出すと、やりたくない理由をクリエイティブに考えてくれるものです。

  • やりたくないこと(have to)をやらせようとすると、クリエイティブアボイダンスが生まれる
  • やりたいこと(want to)をやろうとすると、達成方法がクリエイティブに働く

というものです。

コーチングでは「現状の外側」のゴール設定します、現状の外のゴール(=見えないもの)をどのように達成するかについては、達成方法は脳が勝手にクリエイティブに見つけてくれるのです。これがルータイスの言葉で、「インベントオンザウェイ」(やりながら発明していく)となります。

なので、自分が心から望む現状の外のゴールは達成する方法は分からなくていいのです。マインドは実際にそのように働きます。

「現状の外側のゴールを達成する方法を見つけ出してくれる」これが、脳の特別なカラクリです。

無意識を味方につけるべき理由

これまで見てきたように、無意識を利用することにより、とてもいいことが起こります。

  • クリエイティブな作業を勝手にやってくれる(努力がいらない)
  • 超並列的(バランスホイール)

すごく便利です。実はコーチングが成立するのは、この2つがあるからです。

これが「無意識を味方につけるべき理由」になります。それでは次に、無意識を味方にするためにはどのようにすればいいか見ていきましょう。

どのように無意識を味方につけるのか(1)

無意識を味方につける1つ目は「意識状態」です。意識状態というのは、「無意識が働きやすい意識状態」というものがあります。一言で言えば、「瞑想している状態」です。脳波でいうと、θ波からα波くらいが出ているくらいの意識状態です。一般に、目を閉じていればそういった意識状態が作りやすいと言われています。

どうすればいいかについては、試行錯誤が必要です。「自分がどんな場所で何をしているときにクリエイティブな状態を維持できるか」を観察してみるといいです。 楽器を演奏しているときかもしれませんし、映画を観ているときかもしれません。

つまり、 クリエイティブに働く状態を引っ張り出す環境があるということです。例えば、自分のゴールのためには特に人の話を聞く必要がありませんが、セミナーなどに行って人の話を聞く理由は、自分の脳がクリエイティブに働くような意識状態を維持するためです。

どのように無意識を味方につけるのか(2)

無意識を味方につける2つ目は、「ゴール設定」です。「ゴールを現状の外に設定する」というのは、「ゲシュタルト」で説明ができます。

物理の熱力学ではエントロピーの法則により、整合的なものがバラバラ(無秩序)になろうとします。しかし、無意識はこれと逆向きな傾向があります。つまり、バラバラなものを壊すと整合的になろうとするのです。

何もしないでポケーとしているときと、頭の中で整合性のあるものを作り上げているときで、使っているエネルギーの量はほとんど変わりません。無意識はありとあらゆることをやっているからです。

脳波でいう低い周波数帯で「ひらめきが生まれる」というのは、無意識が整合的なものを作り上げてくれているということでもあります。なので、人類はここまで進化してきたと言えます。

人間の無意識の力はお腹を空かさず、気づかずにやってくれます。

それは、「いかに現状の外に」「遠くに整合的なものを作り上げたいか」です。構築物で言えば、高ければ高いほうがいいということになります。

思いっきり高い構築物を情報空間に立てようとすると、無意識が思いっきり働くのです。現状の中のゴールでは、何も変わらないのと同じことです。

ゲシュタルトをバラバラにして高い構築物をつくろうとして、バラバラにしたゲシュタルトが高いほうに集まろうとするイメージです。しかし、ゲシュタルトを壊したりバラバラにするという感覚はいりません。

現状と全く違うものを作ろうとするということは、現状のゲシュタルトは勝手に壊れるからです。

これは、コーチングの説明そのものです。「現状の外側」にゴールを設定し、そのゴールを達成できる自分を無意識が当たり前のようが感じるようにする。そして、それを人生の各側面に同じようにすることです。

そうすると、 無意識に超並列的にクリエイティブに勝手に問題を解決してくれるのです。


 

いいね ! をして
更新情報を受け取る

Twitter で Kensuke Iwahori を

関連記事

  1. 「超情報場」「生命素粒子」という仮説のインパクト

  2. 人生は、「勘違いさせる力」で決まっている?

  3. グリムの定理の圧倒的なインパクト~不完全性を証明する力~

  4. 【学び方を学ぶ】すべての学習に共通する脳のカラクリ

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。