ゴールを達成する「コーチングのコア」はたった1つの作業

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「コーチングとは何をすることですか?」と聞かれれば、一言で答えられる明確な答えがあります。

それは、「エフィカシーを上げること」です。これがコーチングの定義になります。この記事ではその「エフィカシー」について書いていきます。

エフィカシーを上げる方法は無限の組み合わせがある

エフィカシーとは「自己能力に対する自己評価」です。何の自己評価かというと、「ゴールを達成する自己能力」に対する自己評価です。

ということは、コーチングの作業は「ゴールを達成する自己能力の自己評価を上げること」になります。

ここで、コーチングの中心概念である「ゴール」という言葉が出てきました。

コーチングの作業としては、「エフィカシーを上げること」なのですが、方法論は無限の組み合わせがあります。

ゴールとは将来こうなりたいという自分の姿であり、そのときに感じたり見えたりしている世界です。

ゴールの条件|エフィカシーという概念

「ゴールの条件」としては、「現状では達成できないこと」になります。

会社員の人がその会社の社長になることは、脳は、「理想的な現状」と判断するので「現状」です。
現状を変える必要があるのです。

ゴールは、「自分が思いっきり変わらなければ達成できないこと」です。もっと言えば、本気のゴールは「自分以外の人も思いっきり変わらなければ達成できないようなゴール」です。職業そのものはゴールではありません。

さらに重要な条件は、

止められても達成したいこと

つまり、人から聞いたものは、ゴールにはなりえません。

「心から達成したい」「なにがなんでも達成したい」 これは、ゴール設定の大前提になります。

こういったゴールの条件は、普通に考えれば、ものすごい大変なことだと思われます。
「思いっきり変わらなければ達成できないということ」は「容易な達成ではないこと」だと考えるでしょう。

「無理だよ」という声が聞こえてきそうです。

それでも、

「ゴールは容易な達成なんです」
と教えるのがコーチングです。

なぜ、容易な達成か。それは、そのゴールが達成できるという確信している人は、ゴールを達成することができるからです。
これが、エフィカシーという概念です。

ゴール達成において「過去は全く関係ない」ということを理解する

エフィカシーという概念において、実績は関係ありません。
実績は過去のことだからです。

実績を否定する必要もありませんが、「わたしはゴールが達成できる人物だ」でいいのです。
つまり、根拠はいりません。 「しっかり自己評価をしていること」が大切なのです。

「なぜそれが、ゴールを達成することにつながるか」と思うかもしれません。
そのカラクリは、思いっきり自己評価があるときに、現実がそうでないと「なにかおかしい」と無意識が感じるからです。

「なにかおかしい」というのは、コンフォートゾーンのカラクリでもあります。

クリエイティビティが発揮される瞬間とは

人間の脳は、コンフォートゾーンからずれたときに思いっきりコンフォートゾーンに戻ろうとします。そして、脳は無意識にクリエイティブに働きます。

これは、逆向きに働くこともあります。エフィカシーが高い上司がエフィカシーの低い部下になにかを仕事をやらせようとすると、部下は、エフィカシーの低い状態を維持しようとします。そして、その仕事をやらないほうがいい理由、やれない理由、サボる理由をクリエイティブに考えます。これを「クリエイティブアボイダンス」(創造的回避)と言います。これは、自分のコンフォートゾーンを崩されるため、コンフォートゾーンを戻そうとして起こります。

居心地のいい精神的な空間のことをコンフォートゾーンといいます。「ゴールが達成することができる自分」というのは、高いエフィカシーです。この 高いエフィカシーをコンフォートゾーンとしているとき、その人のコンフォートゾーンでは、今の状態は「なにかおかしい」となるのです。

ということは、無意識が急いでクリエイティブに高いコンフォートゾーンとなる方法を考え出します。
クリエティビティの源は、これまで考え出さないことを生み出すことです。クリエイティブというのは、最適な解を出すことではありません。最適な解とは過去の中の一番すごいことの組み合わせです。過去の最適化はゴールではないのです。

クリエティビティとは過去の最適ではないものを生み出すことをいいます。

では、脳はいつクリエティビティにいつ働くのでしょうか。

それは、エフィカシーのギャップがあるときです。つまり、 高いエフィカシーがあるにもかかわらず、現状というコンフォートゾーンがそれに釣り合わないときです。
高いエフィカシーを持っている人が当たり前に感じているコンフォートゾーンと目の前の世界が違うとき、無意識は慌ててコンフォートゾーンを正しい状態にしようとするということです。

まとめ:エフィカシーのギャップを利用する

エフィカシーのギャップは、逆向きに働くと「クリエイティブアボイダンス」(創造的回避)となり、仕事をしない人が生まれます。

しかし、エフィカシーのギャップを正しい方向に使うことができれば、仕事では上手に短時間でやり遂げる方法がなぜか見つけることができます。なので、ゴールの達成ができるのです。

本来、ゴールとは「現状では達成できないもの」のため、難しいと思われます。
しかし、それを簡単にするのは、無意識の力です。

無意識は人間誰一人の例外なく、とてつもなくクリエイティブなのです。

クリエティビティが発揮されるかどうかは
「自分のゴールが設定された世界が自分のエフィカシーの世界と合っているかどうか」
これだけです。

他人のゴールであれば当然合いません。

天才性が発揮されないのは、「エフィカシーの空間がずれているから」 これにつきます。

ゴールの設定をしっかりと現状の外にでき、それに対し、「自分が達成することができるやつだ」というエフィカシーを維持することができれば、無意識がものすごいクリエイティブに働き、他の人には思いつかないようなありとあらゆるクリエイティブな方法を思いついて、ゴールを達成してしまうのです。

このため、コーチングのコアは「エフィカシーを上げること」といえるのです。

 

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